(集中講義)

計算ホモロジー理論とその応用2010-03-11 (木) - 2010-03-12 (金) 北海道大学 理学部3号館 3-205室 荒井 迅 (北海道大学 創成研究機構)
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Abstract:

計算ホモロジー理論とは、幾何学的、もしくは組み合わせ的なデータの
ホモロジー群を高速に計算するアルゴリズムの研究である。これにより
例えば「与えられた10次元のデータに9次元の穴が幾つ空いているか」
といった、直感ではどうにもならない問題にも答えることができる。
その応用は力学系などの数学のみならず、工学や生物へも広がっており、
それに伴い様々なアルゴリズムが活発に開発されている。

このチュートリアルでは、計算ホモロジー理論とその応用について、
ソフトウェアパッケージの使い方などを交えつつ解説する。
ホモロジー群などの位相幾何学や、計算機科学の知識は仮定しない。
計算ホモロジーの応用としては、力学系の大域的な構造やカオスの検証、
センサーネットワークの被覆問題などについて解説する予定である。
時間に余裕があれば、単体複体上の離散ラプラシアンとの関連など、
最近の話題にも触れたい。

Information:

数学連携研究センターではJST先端計測機器開発調査
「複雑系科学に基づく経年変化と予測に関する調査研究」を
受託し実施しています。この調査研究と関連してこの度
チュートリアルを開講いたします。本チュートリアルでは
様々なデータに隠された特異点の分類に役立つ可能性のある
理論について講義を行います。